【ランチェスター戦略】なぜ自民党が強いのか?そのやり口を分析してみた!

ランチェスター戦略】なぜ自民党が強いのか?そのやり口を分析してみた!

選挙で学ぶランチェスター戦略とマーケティング 

 

f:id:rkaientai:20190929090048p:plain

 

 

前回記事がコチラです。ランチェスター戦略を選挙に見たてるとわかりやすいかな・・・と思って書き始めました。

www.ryoma.xyz

 

今回は強者である自民党に焦点をあてて記事を書いてみます。

 

1. 総合主義

自民党の総合力で戦ってきます。

強者ならではの量的優位性から相乗的、波状的な効果を狙ってくるのです。

 

日本で自民党を知らない人はいませんよね。立憲民主党のことを知らない人もほとんどいないとは思いますが、現在の国民の認識は「とりあえず自民党というふうなので認知度・知名度では自民党の方が上であるといえます。

 

  • まずはこのネームバリューに負けます。
  • そして経験値で負けます。

 

組織だって集めた経験値は、同じ期間でも差が開くものです。

立憲民主党が1年かけて集めた経験より、自民党が総出で集めた1年分の方が濃いのです。そしてこれが積み重なり、年々差が開いていきます。

 

この様に自民党組織力、統合力を結集するやり方で、様々な波及効果を生んでくるのです。

 

 

 2. 広域戦

弱者の戦略、局地戦と対照的な戦略です。

地域、事業領域を限定せず広域に、グローバルに展開する戦略です。

全国に各都道府県連を構え、そこに関係するたくさんの人間、企業、支援者の数をコントロールすることが可能です。

 

自民党の一番の強みと云えば数が多い事ですよね。選挙の時には動員をかける事が出来ますし、組織票も手堅いので票が読みやすく有利に選挙を展開できます。

 

選挙以外の時でも党費をたくさん集めることが出来るので、組織の運営資金も十二分に確保できます。

 

数の力は偉大です。

物量があれば何から何までカバーできるのです。

立憲民主党も全国に展開していますが、党員の数が少ないため、自民党に比べて党費は少なく、組織票も一部の地域でしか期待できません。

 

要するに強者である自民党「全国的な規模で総動員してブワァーっと動く」という力に圧倒されてしまうというわけです。

 

そしてこれの強みは負け試合を捨てることができるという点ですね。

 

47都道府県の全域でみると立憲民主党の方が強いところもあります。立憲民主党はそこで弱者として局地戦を行い、確実な勝利を収めていますが、自民党からすればそこは捨ててしまえば良くて、その他の地域で総合的に圧倒するから問題ないという考えなのです。

なので立憲民主党が強い地域に資金や余力は投下せず、広域で勝てるところに目を向けています。

 

※決して自民党がその地域を見捨てているわけではありませんよ!

※※戦略的に捨てていることは否めませんが・・・。

 

 

3.  遠隔戦

弱者の戦略、接近戦の直接販売と対象的な戦略です。

広報、広告等で消費者やエンドユーザーへの認知度を高めて提供する「間接販売」が効果的です。

これに関してはすこし例外ですね。

まず自民党は強者でありながら弱者の戦略をとっています。

例えば小泉さんです。

最近、38歳という若さで閣僚入りしたことや、滝川クリステルさんとご結婚なされたことでわだいになりましたよね。

 

とにかく人気がある小泉さん。

そんな有名な政治家を地方の選挙へ送り込んで同じ自民党の政治家を応援させるのです。そうすることで集客効果があり、簡単に多くの人が集まります。

わざわざ地方へ出向いて、エンドユーザーである有権者に限りなく接近していくのもポイントですね。これで一般人への宣伝効果もバッチリです。

 

小泉さんだけでなく、その他の有名な国会議員もそれぞれ全国を飛び回って応援しあっています。このような動きは地方議員クラスではみられませんが、国会議員クラスでは当たり前のことです。

他の政党も同じことをしているのですが、有名な議員の数が違います。やはり自民党だけ知名度のある人が多いので強いです。

 

このように、強者になっても弱者の戦略をとりつづけることもあるわけですね。ますます自民党の強さを感じますね。

 

 

4.  確立戦

競合他社を想定した戦略を重視するのが「確立戦」です。

自民党目線でいう競合他社とはもちろん、他の政党のことです。

政治の場合、各政党は公約を掲げていますよね。

なので他の政党が何をしようとしているのか、どこへ向かおうとしているのかが分かりやすいですね。

 

企業の戦略であれば、マネされたくないので基本的には秘密裏に動きます。そしてタイミングを見てバーンと公表するのが通常です。

そこが政治との大きな違いですね。

 

そのため、この確立戦に関してはうまく機能する必要が無いかもしれませんが、情報が常に公開されている分、ランチェスター戦略の観点からいえばミート戦略を実行できる強者に有利だと思われます。

 

 

 5. 誘導戦

弱者が仕掛けた差別化商品等を模倣し、類似品を出したり、大量仕入れから値引き合戦を引き起こしたりして弱者の戦略に寄り添い、最終的には強者の土俵へ誘導して勝つ戦略です。

 要するにミート戦略の根幹ですね。

量的優位性をもって、弱者に寄り添い、そのシナリオをコントロールしてやろう!といういやらしい戦い方です。

 

しかし、政治家というのは模倣を嫌うのか、他の政党が掲げる公約を真似しようという動きがみられません。日本が成長するために同じベクトルを向くことはあっても、立憲民主党のこういうところは良いから参考にしよう!という動きはないですよね。

良いところは奨励し、採り入れていくべきだと思うのですけどね。

 

自民党の場合、国会での審議を強引に可決していくイメージがありますよね。野党のせいで議論にならないためそうせざるを得ない感じもありますが。この様に強引な誘導戦を展開していると云えるのかもしれません。

 

f:id:rkaientai:20190929092056p:plain

 

~ 強者の戦略まとめ ~

以上、ここまでが強者(自民党)のやり方でした。

支持率37.9%の圧倒的ナンバー1に位置する自民党は、ランチャスター戦略に置き換えるとまさに理想的なポジションを確立しています。

 

強者の条件をきれいに満たしていますから、自民党としてはこのまま力技で他の政党をねじ伏せておけば良いだけです。

下手を打たない限り、今後もまず間違いなく負けることはないでしょう。

 

 

民主党から政権奪還してからはや数年経ちますが、そこら辺の経緯からみても自民党の強者の立ち位置は盤石と言えるでしょう。そんな強者に対して、2番手である立憲民主党はどの様に戦うべきか。考えてみましょう。