【必読!】必ずおさえる9つの指標で決算書を徹底分析!【経営を劇的に改善する方法9選】

 

【必読!】必ずおさえる9つの指標で決算書を徹底分析!【経営を劇的に改善する方法9選】

(令和元年8月8日更新)

 

決算書における必ずおさえる9つの指標

 

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1. 自己資本比率 

資本 ÷ 資産   単位=%

「資産をどれだけ自力で賄えているか」

 

一番最初に見るべき指標です。

 

どの業種であっても40%以上を目標とすると経営がぐっと楽になるようです。各業種ごとに相場的な数値がありますのでまずは調べて、その平均値を最低ラインの目標にしてみましょう。中には90%以上のバケモノ企業もいます。超安泰企業ですね。それだけ資本に余裕があればさらなる設備に投資すべきとも言えますが・・・。

 

この指標を向上させるには無駄な資産を削減し、資本を増やす(利益を蓄積する)ことです。

 

 

2. 流動比率

流動資産 ÷ 流動負債   単位=%

「1年以内での支払能力」

 

2番目に抑えるべき指標は流動比率です。

 

これは短期(1年以内)の支払い能力をどれほど有しているのかという目安になります。150%以上を目標としましょう。これが100%以下だと支払いが苦しく、ひょっとしたら追い付いていないこともあります。(支払いを滞納している状態です。)

 

逆に200%くらいある場合は十分な支払い能力を有しているといえるのですが、少し払い過ぎであるともとれます。毎月の支払いを頑張りすぎていて収入と支出のバランスが崩れている可能性があります。その場合は数ある支払いの中から、いくつかを翌月や翌々月払いにできないか交渉してみたり、2~3か月かけてバランスを取り戻すよう調節してみると良いかもしれません。

 

ちなみに僕は250%を何か月も経験していましたが、完全にバランスが崩れていました。収入に対して支出が多すぎだったので毎月毎月とても苦しかったです。

 

流動比率の改善方法は回収サイトを早く、支払いサイトを遅くし、利益を生む努力をすることです。可能であれば200%以上を目指すと良いですが、あくまでバランスを保つことを最優先しましょう。

 

 

3. 固定比率

固定資産 ÷ 資本   単位=%

「固定資産を返済義務のない自己資本でどれだけ賄えているか」

 

こちらは流動比率と対の指標です。これも結構重要なので覚えておきましょう。

 

固定比率は固定資産の過多を把握するものですが、上記にあるように「返済義務のない自己資本で」っていうところがミソです。要するに稼いだお金、つまり利益でちゃんと余裕をもって固定資産を保有できているかという目安です。

 

これは100%以下に抑えるべきです。100%を超える=固定資産にかかる費用が利益を上回っているということだからです。蓄積した利益で賄えるだけの固定資産保有にしなくてはなりません。

 

 

4. 固定長期適合率

固定資産 ÷ ( 固定負債 + 純資産 )   単位=%

「安定した調達資金で余裕を持って保有できる固定資産」

 

上記3つ目でみた固定比率に固定負債を加味したもので、要するに固定資産と固定負債の2つを多く持ちすぎていないかどうかを判断するための指標です。

 

「固定=安定」で、安定して保有している資産を、安定した負債が脅かしていないかを知るためのものです。「安定した負債=固定負債」で、固定負債とは主に「借金」のとこですね。

 

この固定長期適合率も100%以下に抑えましょう。不要な固定資産を削減したうえで、自己資本(純資産)を増やします。そうすることでこの数値は減っていきます。

 

固定負債を増やすことでも数値は良くなりますが、固定負債を安易に増やす選択は避けるべきです。あくまで資産のスリム化と自己資本の改善で成果をあげるべきなのです。目標値は80%くらいですね。それ以下はなかなか難しいかと思います。

 

 

5. 借入月商比率

借入金合計 ÷ 平均月商   単位=ヵ月

「借金が平均月商の何か月分に相当するか」

 

この借入月商比率は資金繰りに苦しい企業が特に重視すべき指標です。

 

この指標の単位は「月」で、目標は2ヵ月分です。「借金が平均月商の何か月分に相当するか」ですから少ないほうが良いですね。理想は1か月分以下です。多くとも3ヵ月分相当までにすべきです。

 

この数値は借入金を減らすか、売上を伸ばすかで改善します。この数値が5~6ヵ月以上であれば直ちに不要資産を売却し、借入金返済に充てるべきです。そこがデッドラインですので直ちに対策を練る必要があります。

 

 

6. 借入金依存度

借入金合計 ÷ 資産   単位=%

「資産の内、どれだけ借入金に依存しているか」

 

さて、こちらも資金繰りに苦しい企業が月商比率と同様に重視すべき指標です。

 

目標としては30%以内に抑えたいところです。多いほど借金に依存しているということがわかります。借入金は無いに越したことはないので0%を理想とすべきです。

 

戦略的に融資を受けていて、健全な借金ができているのであればあまり気にしなくても良い指標ですが、それでも自社で上限を決めておくと資金繰りがコントロールしやすくなります。

 

決算書から分析できるこの辺の指標を参考に資金繰りを行うととても効果的です。この指標の具体的な改善方法は利益を蓄積し、流動資産を肥やすと同時に借入金を減らしていくことです。流動資産=現金・預金のことですね。利益をあげて、現金を増やすと同時に借金を減らしていきましょうということです。

 

 

7. 運転資金回転期間

( 売上債権 + 棚卸資産 - 仕入債務 ) ÷ 平均月商   単位=ヵ月

「経営上必要な負担資金」

 

運転資金回転期間とは資金繰りで役立つ指標です。

 

この数値を正確に導き出すためには月次決算をする必要があります。そのかわり経営するうえでとても効果的な指標です。当月、来月あたりにどれほどの資金が必要かがわかります。目隠し経営から脱出するためには是非とも把握したいところです。

 

こちらは2ヵ月以下を目標としましょう。この指標が大きいとそれだけ多くの資金を必要とし、それだけのお金を集めることができなければ資金繰りがショートする可能性が大きいということになります。

 

こちらを改善するためには適正な在庫数だけ管理し、売上債権の回収を急ぎ、現金化することです。こちらも無駄な資産を持たずに、できるだけ現金・預金を確保して翌月以降の資金繰りに備えようというものです。

 

 

8. 総資本回転率

売上高 ÷ 資産   単位=回転

「総資本の運用効率」

 

単位は「回転」です。この単位のせいでいまいちピンとこない人が多いようです。

 

端的に言うと「資産と同等額の売上をあげることを1回転とし、資産の運用効率をみるもの。」ということです。今、あなたの会社の資産の合計額が1億円であるならば、その資産をしっかり活用することで売上高も1億円(資産と同等額)を目指しましょうということです。

 

もっと言うと、1憶円分の資産を最大限に活用することで売上高2億円をたたきだすことが出来れば理想ですよね!ってことです。ちなみにこの場合は2回転したことになります。

 

反対に、1億円分の資産を保有しているのに売上高が5千万円しかなかった場合は、資産を有効活用できていない、もしくは無駄な資産が多いのでは?ということになります。(この場合は0.5回転です。)

 

まだわかりにくいかもですけど・・・とにかく1回転以上を目標とし、この回転率をあげる事が即ち、手元にある資産でどれだけ多くの売上をあげる事ができたか、ということに繋がります。そのために売上高をあげ、無駄な資産を削減していきましょう。

 

 

9. 労働分配率

人件費 ÷ 付加価値額   単位=%

「人件費の負担度合」

 

労働分配率は、その企業にとってその人件費の割合が適度であるかを知る指標です。

 

目標は45~50%以内に保つことです。この指標は多すぎても少なすぎてもダメです。「保つ」ことが肝要です。

 

45%以下では人手不足となり、60%以上であれば人手余りということです。その場合は仕事量を増やすか、人員削減を敢行せねばならなくなります。とはいえ、リストラという判断は最後の最後に下すべきものです。なので労働分配率が高いときの判断としては一択しかありません。基本的には仕事量を増やし、売上増につながるようにしなくてはなりません。リストラなんてするほうもされるほうも嫌ですからね。

 

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~ まとめ ~

さて、いかがでしたか?

決算書を分析するための指標はまだまだたくさんあります。が、この9つを覚えておけばほとんど間に合います。それぞれの指標の値を一度計算してみてください。すると目標値を満たしているものとそうでないものが明確になるかと思います。そうなればあとは改善すべきところが明白になりますから、そこを集中的にケアしていけば経営自体も大きく変わってくるはずです。

 

それでは頑張って良い決算書を作り上げましょう!