【明白】造園が廃れた理由【みんな庭に興味がない!】

【明白】造園が廃れた理由【みんな庭に興味がない!】

 

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前回、こんな記事を書きました。

www.ryoma.xyz

 

今回は造園業者向けの記事です。

なぜ造園業が衰退したのか、

今後また造園ブームがやってくるのか、

すこし考えてみましょう。

 

土木に仕事をとられる造園業

造園という業種は公共事業民間事業の二形態の発注から成り立っていますよね。公共事業の最近は都市公園の整備や、公共の建物や敷地の緑化工事がメインとなっています。どちらも民間工事とは縁のない工種です。

 

その他にも県道、国道沿いの植栽帯にある街路樹の手入れや、小規模の公園の維持管理といった工種もあります。あるのですが、しかしこれらは土木業者の範疇になっていて、必ずしも造園業者でなくてはならない、といったわけではないのです。

 

つまり土木業者が街路樹の手入れや小規模公園の作成を行っているわけです。では造園業者の活躍の場はどこなの?ってなってしまいますよね。

 

なので造園業者に残された仕事は結局のところ民間の手入れがメインとなってくるんですよね。造園の大きな工事は大手にしかないのが現状です。

 

客と業者の距離感

さて、前の記事でも触れましたが、民間で庭を作るお客さんはあまりいません。そのようなご縁はほとんどないため、造園=庭師という成り立ちです。前置きが長くなりましたが造園業が衰退した理由と、今後また造園ブームは来るのか?という問題についてです。

 

庭を壊したいというお客さんで溢れている造園市場において、庭を作りたいという業者がウロウロとしていてはマッチングするわけがありません。

 

庭木の剪定についても同様です。

ほうってはおけないから仕方なく庭木の手入れを依頼してくるお客さんに、お金に見合った良い仕事をしますよ!ってアピールする業者ではマッチングしません。

 

うちはキレイに剪定するし、ゴミも残しません!なんてうたい文句も当たり前すぎてお客さんの心はつかめませんよね。

そこで次に出てきたキャッチコピーが

トイレはお借りしません。

お茶菓子もいりませんし、タバコなんて以ての外です!

って感じです。これは正直いいなと思いました。現在の業者とお客さんの距離感をしっかりと掴んでいるからです。

 

一世代前のお客さんと業者の距離感はもっとずっと近かったのです。

業者は良い仕事を施します。

その対価として、施工費の他にお茶菓子や、軽食をふるまっていただいたり、チップをくださったりといろんな温情を賜りました。

 

それほどまでに良くしてくれるもんだから、業者の方ももうひとつついでに何かをしてあげたり・・・なんて事が当たり前でした。

今でもそんな付き合いはあります。

ありますが、やはり減っていますね。

 

では現在のお客さんと業者の実態はというと、お互いに距離感を保ちましょうね。といった感じです。

 

僕自身、こんな体験があります。

昔からのお付き合いのお宅へ選定に行くと、10時と15時のお茶菓子や、12時の軽食といった大盤振る舞いをしてくださるお客さんがいらっしゃいました。本当に弁当要らずでした。

 

そのお宅はぼくの会社の先代からのお客さんで、長い年月の付き合いからこの様に手厚くもてなしてくださりました。

 

ところが、そのお客さんは老衰で亡くなり、家の一切が息子さんに継がれたところでお茶菓子や軽食はなくなりました。当たり前の話ですよね。こんな事記事にするのも卑しい気がしますが本当の事なので書いておきます。

(しかし本当に書いてていやらしい・・・笑)

 

とまぁ理由はどうあれ、このように世代交代によってそれまでの関係は一転します。他にもきっと様々ないきさつで、いろんな模様がある事でしょう。決して、御茶菓子がなくなったから関係が冷めただとか、そんなことが云いたいわけではないんですよ!

 

庭ブームの世代が居なくなった・・・

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造園業においてはこの世代交代で庭への関心も無くなりました。親の代からある庭を仕方なく管理している人が多く、好きで庭にお金をかけているわけではないのです。

 

そもそもぼく達業者側の人間だって車検や税金にブーブー文句を言っています。お庭を所有しているお客さんに至っては車検に税金、さらには庭の指示管理費まで支出するのですから生活費のネックになって当然ですよね。

 

 和風庭園は完全に時代にそぐわない物になってしまいました。というよりは、時代が変わった結果、人の興味も変わったということでしょうか。

 

これから再び造園ブームが巻き起こる日は来るのでしょうか?