【結論】造園ブームはもう来ません。集客しても無駄かも・・・

【結論】造園ブームはもう来ません。集客しても無駄かも・・・

 

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造園ブームって本当に再びやってくるの?って会話を時々します。それに対するぼくの考えはコチラ。

結論:造園ブームはもう来ない!

造園ブームに再び火が付くことはないと思います。なので造園業で集客をしても無駄なのかも・・・って思ったりもしました。

とりあえずはその理由を投下します。

 

現在の一般個人宅の和風庭園はバブル期に作られたものが多いそうです。それをぼく達造園業者が剪定して維持管理していますよね。

 

1945年の戦後から飛躍的な復興を遂げ、日本は高度経済成長期へと突入しました。バブル期が1985年あたりからなので、現在の多くの家屋はその頃か、それより少し前に建てられたものです。

 

庭が作られたのもだいたい同じ時期なのでしょう。

この様に単純に歴史をなぞっても現代造園業という商売は40年相当のご長寿市場なのです。

 

ここで一般論ですが、ひとつの事業の寿命はだいたい30年だと云われますよね。(最新の新規事業の寿命はもっと短いそうですが・・・)造園業はその寿命を超えてなお続いているのですから驚きです。

 

『和風庭園』もしくは『日本の庭』というものは日本の文化を象徴するものなので当たり前といえばそうかもしれませんが、この様な趣味の延長にある商売がこれだけの年月続いてきたことは、やはりすごいことだと思います。

 

庭がなくても生活できるから・・・

医療・介護であれば商売の寿命もないでしょうし、建設業においても土木事業はなくてはならないものです。しかし造園業における庭作りにおいては、それがなくても人は生活していけます。つまり庭は必需品ではなく、趣味のためのものということです。なので流行り廃りの波に煽られて転覆するわけでね。

 

今もなお、多くの造園屋さんが庭石を持て余しています。昔は一石何万〜何十万だなんて値がついていました。川や山で採取してきた石がです。ところが現在ではまったく売れない在庫です。これほどまでに邪魔っけな在庫はないでしょう。動かしたくても簡単には動かせないのですから。

 

処分に困っている業者はみんな同じことを考えています。造園ブームは再び来るのだろうか?庭石が売れる日がまたやってくるのだろうか?と。

 

零細企業に途はない

結論として、たぶん造園ブームは来ません。

みんな同じ意見だと思います。

再び造園ブームが来るより、バブル再来の方がまだ可能性があるような気がする・・・それくらい第2次造園ブームは望み薄です。このような状況下で集客のために広告費に予算を割くのも勇気がいりますよね。

 

そんななかで、どの様に造園業者は生きていくのか考えなくてはなりません。大手企業であれば新規事業にチャレンジして別の途を探っていくでしょう。大々的に広告をうって強者の戦略を展開し、残った市場を物的有利を保って鷲掴みすることも可能かもしれません。しかし零細企業にそれだけの資金やノウハウ、体力があるのかは疑問です。

 

競争失くして成長なし

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さらには一人親方が増えすぎたことも挙げられます。造園の公共事業がなくなり、業者のメイン事業が個人宅の庭木の剪定になったいま、造園業においては会社という組織形態を保つ必要がなくなりました。

 

個人事業主もしくはフリーランス化というのは現代に合った働き方なのでそれ自体は良い事だと思います。しかし競争力が失われた気がします。会社規模で競争していたものが、一人親方として食べていくことができればそれでいいという目標にまで縮小しています。

 

なかには競い合うこともなく、仲間内で協力して食うに困らないだけの仕事量をし、それ以上の仕事は断ってしまう一人親方もたくさんいます。それでは業界の発展なんて望めません。造園ブームに光を閉ざしているのは、造園業者自身かもしれません。