くら寿司が新卒に「年収1000万円」を払う理由!

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くら寿司の初任給が1000万円!?

くら寿司の繁盛っぷりが凄まじいですね。僕の地域でも100円寿司チェーン店として、くら寿司とスシローがとんでもない存在感を放っています。どちらも国道沿いに構えているのですが、待ちのお客さんがすごいのです。店内の待合室はギュウギュウで、レジ周りにも人だかりです。店員さんも追いつかないため、その人だかりは精算したい満腹の人なのか、これからという腹ペコの人なのかわかりません。

 

そして腹ペコの人はお店の外にまで溢れています。外食チェーン店で外まで待ちが居るのはこの二店くらいではないでしょうか?チェーン店ではない、その店独自の味を出すラーメン屋などはわかりますけど、チェーン店でこれは凄いことだと思います。

 

車で10分も移動すればまた別の寿司屋があるのに、そちらも同じ状況ですからね。そんなくら寿司が数ヶ月前にとある求人を開始しました。


エグゼクティブ採用

既に募集開始されているようですが、早い話が年収1000万円で新卒を募集するということです。高給を約束する代わりに、時代の「すしエリート」となり得る幹部候補生を確保する狙いです。「すし職人」というよりは「経営者よりの幹部候補」を育てたいようですね。

 

 

ターゲットは2020年春の新卒生で、入社1年目から年収1000万円です。条件としては

 

・ 26歳以下(就業経験者、卒業後に1年以上ブランクがある者は対象外)

・ TOEIC800点以上

・ 簿記3級以上

 

といった必須資格もあります。募集人数は最大で10人を予定しています。まさに選ばれた者だけのリクルートです。

 

以下、東洋経済ONLINEより引用

外食業界において「新卒で年収1000万円」はまさに異例中の異例だ。『「会社四季報」業界地図2019年版』(小社刊)によれば、業界別40歳モデル平均年収で外食は491万円と、64業界中57位。首位のコンサルティング(1316万円)や2位の総合商社(1232万円)と比べると、その差は歴然としている。また、くら寿司有価証券報告書によれば、1252人いる従業員の平均年収は450万円程度(平均年齢30.4歳、2018年10月末現在)。新卒1年目から平均年収の2倍を超えることになる。

 

年収1000万円は年俸制で、1年目は約束されるようです。2年目以降はというと、実績を基に1年ごとに給与額を見直すようです。

 

寿司もいよいよ海外展開へ

日本の人口減少が問題視されている現在において、どのマーケット分野も縮小傾向にあります。これからの事業スタイルは、飲食業に限らず全て、海外戦略を視野に入れておかなくてはなりません。くら寿司も同様で、海外展開をより加速していくためにも優秀な人材が必要であると判断し、今回のエグゼクティブ採用に踏み切ったようです。

 

将来への人材投資

将来の幹部候補を育てるための投資でもあるようです。当面の目標である売上増や、利益の確保、株価上昇はもちろんですが、くら寿司の将来への投資という考え方を大事にしているようです。

 

実際のところ、募集開始から2週間で170人ほどのエントリーがあったようです。そのほとんどが早慶や東大生らしいです。こーゆー時は学歴があるほうが強いですね。

 

 

給与体系も実力主義の時代へ

 

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くら寿司年功序列ではなく、実力主義の体系に舵取りしているようです。この新卒だけでなく、すでに一部の社員(エリアマネージャーや店長)は成果が給与に反映されているそうです。このような給与体系の会社って、案外まだまだ少ないみたいです。なぜ採用しないのか不思議でしょうがないです。間違いなく従業員のモチベーションUPにつながるし、会社にとってもメリットしかないのに・・・と思います。

 

ときどき居るのが、「うちは結果出したら特別報酬をちゃんと出すよ!周りの社員には内緒だけど。」という会社です。特別報酬について、これは明示しておかないと意味がありません。従業員自身に向上心を与え、従業員同士に競争させてこそ会社にも利益が生まれるのです。

 

エリート以外はどうなるの?

 

エグゼクティブ採用されたスーパーエリートは1年目から年収1000万円が約束されます。では、一般採用の凡人達はどうなのか?というと、給与もやはり一般的のようです。いきなりとんでもない格差ですし、先輩社員もスーパーエリートに追い越されます。これに対して不満は生まれないのか、という懸念が出てきます。

 

以下、再び東洋経済ONLINE引用

当社の文化として「人と比べるな」というのを常に言っている。中途で入った人が上司になったからと言って、文句を言うなと。年功序列ではないということはそういうことだ。

 このようなことは入社する時点で社員にしっかり伝えているそうです。

 

ユニクロは年収3000万円!?

 

ちなみにユニクロの「スーパースター店長」という制度を思い出したので少し触れておきます。

※今現在(2019年)もこの制度があるのかわかりませんが・・・

ユニクロの店長は若いということに気付いていましたか?ユニクロへ買い物にい行ったことがある方は、なんとなく感じたことがあるかと思いますが、ユニクロの人はみんな若いです。店長も含めて。この若い店長になることができればくら寿司のエリート幹部候補生を超えることも夢ではありません。

※重ねて言いますが今も「スーパースター店長」制度があるのかは不明です。

 

ユニクロの店長は大学を卒業して2~3年で店長に就任というパターンが多いようです。業績連動賞与により、スーパースター店長やフランチャイズ店長だと3000万円を超える可能性があるそうです。「店舗」という与えられた職場空間の中で、自分自身、もしくは仲間とともに付加価値をつけていく人を店長とするためこのような年収も実在しているとのこと。

 

くら寿司ユニクロ、他にもこのような面白い会社があるのかもしれませんが、とにかく従業員のやる気を引き出す術に長けていますね。放っておいても各自が自発的に向上していきそうです。

 

とても参考になりますね。